まだ全部読んでませんが。ブルシット・ジョブについて一言?
類型のところまで読みました。
日本語には訳しにくいのでしょう。いろいろと苦心しているところがあるなあと感じてます。役職名とか、仕事のやり方なんてものが微妙に違うので、ぴったりハマる翻訳というのはないだろうと思いながら読んでます。
どうしても書き残しておきたいことがあったので、本日書いてます。
それは、今の会社に就社してからずっと感じてきたこと。
「仕事のための仕事」「仕事をしているように見せるための書類」「できる人にみせるための数字」が異常に多いということです。
まさにブルシット・ジョブだなーと、しみじみ感じております。
そのなかでも、「やってるようにみせるための書類作成」ということでパッと思い浮かんだのが、ISOです。
14000とか20000とか、なんか改訂してややこしくしてますけど。
ISOというのはもともとヨーロッパだかの品質管理手法なわけです。
品質を管理、担保するために、やれ協力会社(下請けのことです)はちゃんと厳選してるのか、リストを作れ、誰が承認したんだ、不具合があったんじゃないのか、その時はどう是正したんだ、なんだかんだと。
言ってることはその通りなんでしょうけど、ISOというのは協会があって、そこが認証するわけです。3年に一回協会から監査にきて、ちゃんとやってるか見るわけです。
そのISOという認証をもってるところにお仕事あげるよ、と自治体や重工メーカーが言い出したので大変です。
みんな認証取りました。
そして、その認証を維持するために書類を作ってます。
協会の監査の時にしか使わない書類をせっせと。
ああ、こういうのがブルシット・ジョブなんだなあ、と。
監査に来るのが日本では一流と言われている財閥系やら重工メーカーやらのOBで、まあ偉そうです。何の役に立ってるんだか分からないような仕事を、さも大事なこと、必要なことのように宣って帰っていきます。
別にその書類なくても困らないよ。とか思うわけです。
まだ書きたいことがありますが、長くなるので別枠にします。
ブルシット・ジョブ、頑張って最後まで読もうと思います。